029-85205692
您当前的位置: 首页 > 考试资讯 > 日语学习

《ふしぎ工房症候群 オルゴール》2


ふしぎ工房症候群  「オルゴール」 

朗読:福山潤

 

Chapter3 事故


手元のオルゴールを見る、もう10年近く経ってだいぶ古びてきてはいるが、その音色は変わらない。実のところ、ずっとしまいこんでいて、しばらくは忘れていた時期がある。あの夏以来、すっかり普通の生活に戻って、少女との思い出は、だんだんと遠くなっていた。でも、ある出来事が僕にそれを思い起こさせた。1年前、バイクを運転中に、飛び出してきた子供を避け落として転倒した。体がふわっと宙の浮いた感覚の後は、何も覚えていない。目が覚めると、病院のベッドの上だった。特にひどい怪我をしたようには思えなかったが、しばらくして、事の重大さにようやく気づく、僕の両足は動かなかった、事故の後遺症だった。リハビリをすれば動くと励まされ、僕は退院後も頑張った。来る日も来る日も懸命に訓練を続けた。しかし、その成果は少しも現れないばかりか、この足はもう動かなのではという不安だけはましてくる。つらいリハビリへの恐怖感も手伝って、いつしか希望を失い、家に閉じこもるようになった。外出しなければならない時は、電動の車椅子を使う。その扱いにも慣れて、自分で立って歩くことの必要性を薄らぎ、将来に対する不安は、諦めと変わっていた。休学中の大学も中退した。どうせ僕なんか、そう思えば楽になる自分がいる、人間なんて弱いものなんだ。そう考えれば、これ以上努力できない自分を慰められる。家にこもることで、自分を守ろうとした。健康だったはずの僕は、精神的病むことで、病気がちとなっり、病弱な体質へと変わりつつあった。家族に迷惑をかけていることは十分承知している、でも自分ではどうにもならなかった。完全に気力を失っていた。そんな毎日が続くと、思い出に浸ることに喜びを見出すようになった。まだ元気だったころの自分、立って歩き、思うままに行動していた自分、友達との会話、僕が歩けなくなってから姿を見せなくなったガールフレンドと楽しく過ごしたころ、思い出はどんどんと遡っていく、そしてあの夏に行き着いた。

 

第三轨 事故


我看着手中的八音盒。

十年岁月无声地流过,八音盒也显得有点陈旧了。但音色却一如既往的清澈。

实际上,我一直把它收藏了起来。甚至有一段时间,几乎忘却了它。

那个夏季以后,我亦完全回到了普通的生活中。和少女的共同编织的回忆也渐渐褪色了。

可是,之后发生的一件事,又让我想起这些。

一年前,我在骑摩托车时,突然有小孩冲了过来。为了避免撞到他,摩托车重重地摔在了地上。

一开始感觉身体轻飘飘地浮在天空中,接着什么都记不起来了。

睁开眼睛时,自己身处于医院的病床上。

本以为没受什么重伤,但过了一阵子,我终于察觉到事情的严重性。

我的双脚走不了路了。

事故留下的后遗症。

医生鼓励我说,只要多做康复训练就能痊愈。

我在出院后也努力去做了,每天都拼命地训练。

可是,不但丝毫没有成效,我甚至陷入了深深的不安中,怀疑起这双脚是否再也动不了。

再加上对负荷量巨大的康复训练的恐惧感,不知何时起,我开始自暴自弃,一直把自己关在房子里。

不得不外出的时候就使用电动轮椅。

后来慢慢适应了轮椅,就觉得没必要再站起来走路了。

对将来的不安,变成了彻底的放弃。

同时从大学退学了。

反正我这种人,已经……

这样想着,自己也似乎轻松点了。

人类是何等懦弱的存在。

想到这儿,大概也算是对自我放弃的一种安慰罢。

想以禁闭自己来保护自己。

以前身体还是很健康的,如今身心都患上重病了一般。

体质也越来越弱了。

我清楚地明白,自己给家庭带来了很大的麻烦。

但是,怎么做都无济于事。

我完全失去了生活的动力。

这种生活日复一日地持续下去


曾也是健康人的自己。

能够用自己的双脚站起来,按自己的意识行走的自己。

曾和朋友们愉快地聊天。

与女朋友一起渡过的日子。在我无法行走之后,她也从我生活中消失了。

回忆愈逼愈近。

然后,我记起了那年夏天。

 

Chapter4 後悔


オルゴールのことを思い出し、足を引きずって、部屋中を探し回った。それは、机の引き出しの奥にひっそりと、大事そうに布に包まれて眠っていた。蓋を開けると、当時は美しく甘く感じられた音色は物悲しげに流れた。私を忘れていたでしょう、ダメよ、しかっりと覚えててくれなくちゃ。オルゴールの音色は、そう言ってるように聞こえた。一気に夏の日の思い出が蘇る。山の木々、さざめく湖水、まぶしい日差し、肌をなでるそよ風、そして、少女の笑顔。あの少女ももう大人になっただろう、さぞかし美しい女性になったに違いない。あの時、僕はオルゴールをもらった後、ただ茫然と彼女を見送った。なぜ後を追わなかったのだろう、なぜ行く先を聞かなかったのだろう、後悔の念だけが浮かんでくる。後悔すればするほど、少女の姿が輝いてくる。思いをめぐらせばめぐらすほど、彼女の存在が僕の心を占めていく、ついいたたまれなくなって、オルゴールを引き出しに戻すが、翌日にはまた取り出して蓋を開けている自分がいる。夢の中にも、音色とともに少女が現れるようになった。夢の中の少女があの時の姿のままだった。風のように現れて、僕に微笑みかけてから、風のように去っていく。あの時と同じだ。「待って」呼びかける声は、彼女の背に届かない、あの時と同じように、僕は茫然と見送っているだけだ、少女の姿が小さくなっていく、必死になって叫ぶ、「待ってよ、僕をおいて行かないで。」決まってそこで目覚める。自分はなぜここにこうしているのだろう、そう思うと、涙がほほを伝う、それが日課となった。

 

第四轨 懊悔


我想起那个八音盒,于是拖着不听使唤的双脚,在家里到处寻找。

它静静地躺在桌子的抽屉里,盒子表面还精心地裹着一层布。

打开盒盖,音乐如水般流淌出来。

曾觉得优美而清澈的曲子,如今却感觉隐隐中透着点伤感。 "

“你已经忘了我吧?这可不行哦,要好好记得我哟。”

八音盒的音乐仿佛这般嗔怨着我。

顿时回想起那个夏天。

山林。闪闪发光的湖水。耀眼的阳光。微风轻拂着肌肤。

还有,少女的笑脸。

那个少女现在也长大了吧。

想必已经出落成美丽的女子了。

那时,我接过她送我的八音盒,然后只是茫然地看着她离开。

为什么没有追上去……

为什么没有询问她去往何方……

心中懊悔万分。

可越是去懊悔,少女的身姿就越在眼前挥之不去。

越是去回忆,我的心就越被她所占据。

终于感觉承受不了了,便将八音盒再次收进抽屉。

第二天,自己又神差鬼使般将它取出,打开盒盖。

之后,少女伴着八音盒的音乐,一同出现在我梦中。

梦中的少女,仍是当时的样子。

像风一般出现在我眼前,对着我微笑。

又像风一般离开。

和那时候一样……

“等等……”

她听不到我的呼唤。

和那时候一样,我只是茫然看着她离开。

少女的背影越来越远。

我用尽全力大叫。

“等等,别留下我一人。”

每次都在这时,突然苏醒了。

我为什么会这样……

想到这,眼泪便禁不住地往下流。

——这已成家常便饭了。