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《ふしぎ工房症候群 妹の遺言》10


ふしぎ工房症候群 

妹の遺言 


CAST:岸尾大辅


11.鬪病生活


妹の闘病生活が始まった、抗がん剤の副作用で苦しむ彼女の姿を見るのは辛かったが、僕は努めて明るく振舞った。そうだ、退院したら家族みんなで旅行に行こう、どこがいいかな、行きたいとこがあればちゃんと言うんだぞ。妹は嬉しそうに笑った、あの幼いころのままに、その様子を見て、僕は一層決意を固めた、そうだ、病気に苦しむ妹のそばにできるだけいてやろう、そばにいて、励まし続けよう、ドナーが見つかるその日まで。妹を元気ずけ、少しでも苦痛を和らげてやるんだ。翌日から、僕の忙しい毎日が始まった。朝の出かけと帰り、休日は一日中病院にいた、妹の衣類やほしいものは僕が運んだ、養父母ももちろん手伝ってくれたが、僕の役目だからと言って、大概は自分でやった。妹を病気のことを知られまいと明るく振る舞い、将来の夢を語った、妹が不安にならないよう、できるだけうまくやったつもりだ。外出許可を取り、妹を車に乗せて連れ出したこともある、本来なら体に負担をかかることは避けたかったが、妹に新鮮な気持ちを味わわせてやりたかった、しかし、そんな妹も日に日に弱っていた。ドナーはまだ見つからない、僕は焦った、本当に見つかるのだろうか、不安が募った、そのうち妹の髪がばっさり抜けるようになった、妹はショックで泣き続けた、鏡を見てはその度に変わる自分の姿に悲鳴を上げた、そんな妹を初めて見た僕はうろたえ、大丈夫だ、お前はいつまでも可愛いよ、と慰めにもならない言葉で元気付けようとした。妹は不意に言った、お兄ちゃん、私、死にたくないと、妹がすでに自分の病気について気づいていたことに衝撃を受けたが、それよりも死という言葉が、現実的に迫ってきて、僕は驚愕した、とっさに妹を抱きしめ、声を詰まらせた、大丈夫だ、きっと治るから、何があっても、兄ちゃん、お前と一緒にいるから、不覚にも病室で初めて涙を流した、妹も泣いていた。僕は必死にふしぎ工房を探した、しかし、どういうわけか、あの建物が見つからない、あったはずの場所にないのだ、僕はその空き地を前に、茫然と立ち尽くした。ふしぎ工房に賭けた、一縷の望みは絶望へと変わった、あれはやはり夢でしかなかった。妹はついにろくに口もきけないほどに衰弱した、僕もいつも妹の手を握り締めることしかできなかった、そして、ドナーはついに見つからなかった。

 

11-闘病生活


    妹妹与病魔斗争的生活开始了。看到妹妹因为化疗的副作用而痛苦的样子,我很难受,但是我尽力表现出开朗的样子。“对了,出院以后我们一起去旅游吧,到哪里去好呢,要是你有想去的地方就说吧。妹妹像小时候一样开心地笑了。看着她的样子,我更下定了决心,尽可能陪在因疾病而痛苦的妹妹身边,一直鼓励她,找到捐赠者之前,让她打起精神,尽可能减轻她的痛苦。


第二天,我开始了每天忙碌的生活,早上去上班晚上回来,休息日一整天在医院里,为妹妹拿来衣服和想要的东西,养父母当然也有帮忙,我对他们说这是我的责任,大部分的事情都自己来做,为了不让妹妹知道自己的病情,假装开朗的样子,谈起了未来的梦想,为了不让妹妹不安,想要尽可能做好这一切。也曾经取得外出许可,开车带妹妹出去,本来是应该避免加重妹妹身体的负担,但是我想让她呼吸一下新鲜的空气。然而,即使这样,妹妹还是一天天地虚弱下去。捐赠者还没有找到,我着急了,“真的能够找到么?”不安一天天加剧。


这个时候,妹妹的头发开始大把大把地掉落,妹妹受到打击一直哭个不停,每次见到镜子中自己的改变而尖叫起来,第一次看到这样的妹妹,我惊慌失措地说,“你不管什么时候都很可爱!”这样笨拙地安慰她想让她打起精神来。想不到妹妹却忽然说:“哥哥,我不想死。”妹妹已经知道自己的病情这件事让我很受刺激,但是“死”这个字这样实实在在地迫近更让我感到惊愕。我立刻抱紧妹妹,不让她再说下去,“没关系的,一定会治好的,无论发生什么,哥哥都会和你在一起。”我不自觉地第一次在病房里流下了眼泪,妹妹也哭了。


  我拼命寻找不可思议工房,可是不知为何找不到那幢房子,应该在的地方却没有,我在那片空地前茫然伫立着,寄予不可思议工房的一丝希望也变成了绝望。


  妹妹终于还是虚弱到不能轻松地开口说话了,除了一直握着她的手,我什么也做不到,最终,捐赠者还是没能找到。