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《ふしぎ工房症候群 卒業》4


ふしぎ工房症候群 

卒業


CAST:绿川光


05- 「別れ」

 

 この時を境に僕たちは本当の親友になった気がする。お互いに支え合う存在になった。そして忘れもしない高校の卒業式の日、僕は進学のため町を出る。 彼は地元に残る。その日はずっと一緒にやってきた僕たちの別れを意味していた。お互いに何か記念になるものを交換しようということになった。僕たちは卒業式が終わると、体育館裏で掛け声と共にそれを出し合うことにした。「セーノ!」彼の手には小さなバケツが僕の手には小さなスコップが握られていた。どちらも同じキャラクタ-が描かれているものだった。初めて出会った頃、どうしてもそれがほしいと思っていた僕に彼が一緒に買おうと言い出した。お小遣いを出し合って買ったセット―砂場で穴を掘ったり砂を運んだり、土を掘って虫を入れたりした万能セット。ついになっていて、二つなければ役に立たないそれを僕たちはいつも持ち寄って遊んだ。「確かに記念品だ。」もう高校卒業するというのに、そのあまりのがらくたさ加減にお互い顔を見詰めて笑い転げた。でも、そのがらくたは確かに僕たちの記念品だった。「後、これ。」一頻り笑った後に彼が封筒を渡して寄越した。「何?」「開けてみて。」何だろうと思って封を切ると手紙が入っていた。冒頭に始めて会った時から好きでしたと書かれてある。僕は仰天した。まさか、これはラブレター。しかも、彼から僕に。そんな趣味がないぞ。やばいことになった。こんなことになるなんて、僕は一体どうすればいいんだ!うろたえる僕を尻目に彼がにやにやしながら言った。「いやだな!何か勘違いしてない。ちゃんと読んでみてよ。」恐る恐る手紙に目を通すと最後に女子の名前が書いてあった。「え?」顔を上げると、彼が視線を横に向けた。その先に木の陰に隠れるようにしてこっちを見ている女子の姿が見えた。後輩のサッカー部のマネージャだった。「そういうこと。」そういって、彼は僕の制服の第二ボタンを引きちぎると、それを手渡して、「早く言ってあげなよ。」と僕を促した。「余計なことして。」僕はしぶしぶ彼に従う振りをしたが、実は内心嬉しかった。ずっと僕の片思いだと思っていた。最後に思いだけでも伝えたいんだ。そう彼にだけは打ち明けていたから。機転を聞かせてくれるだろう。またしても一本取られてしまった。数日後に町を出た。大学が始まるまでまだ少し間があったが、早く都会の生活に慣れたがったし、準備も怠りたくなかった。駅に見送れに来た彼と最後に握手を交わした。「元気でね。偶には帰ってくるから。」「うん、待ってるよ。僕だけじゃなく、彼女もね。」にやりとする彼の隣に目を真っ赤にしてハンカチを握り締めた後輩の子がいた。電車が動き出したら、彼女の姿が見えなくなった。きっとホームの陰で泣いているのかもしれない。彼が手を振って叫んだ。 「元気でね!」僕も叫んだ。「夏休みには帰ってくるから!」彼は何度も手を振っていた。僕も彼の姿が小さくなって見えなくなるまで手を振り続けた。そして、それが彼との最後になった。

 

第五轨 分别

 

这件事发生之后,我感觉我们成为了真正的好朋友。

彼此成了对方的精神支柱。

永远也忘不了高中毕业那天。

我将离开小镇,去往外地读大学。

而他留在家乡。

那天,即意味着我们的分别。

于是我们想交换一点小纪念品。

毕业典礼结束后,我们在体育馆内倒数着时间,一同拿出了自己的纪念品。

“一二三。”

他手中是一个小小的水桶,而我手中握着一个小小的铁铲。

这些东西,正是我们的写照

初次相遇时,我说很想要那个,他说,我们一起买下来吧。

两个人用零花钱一起买下来的一套工具。

能用它们能在沙滩上挖洞,运送沙子,掘土放虫子进去,真算是万能工具了。

而且,两件工具得在一块使用才能发挥效用,于是我们一直带着它们玩耍。

“真的是纪念品呢。”

都是高中毕业的人了,还送这种小玩意儿,两个人都看着对方的脸,大笑起来。

但这些小玩意,确确实实是我们的纪念品。

“还有,这个。”

笑了一会后,他把一个信封交给了我。

“什么?”

“拆开看看吧。”

我正疑惑着这是什么东西,拆开信封后,看到里边是一封信。

茫然中,看到上面写有一句“从第一次见到你的时候起,我就喜欢上你了。”

我脸色骤然改变了。

难道这是……情书?

而且是他写给我的……?!

我可没这种嗜好,糟了……

怎么会发展成这样,我该如何是好。

他像是猜中了我的心思一般,笑着说:

“真是的,你想歪了吧?好好读完。”

我有些担心地读完信,最后的署名却是一个女生的名字。

啊……

抬起头时,他的视线转向了远方。

那儿,有个女孩像是躲在树荫后一般,望着我们这边。

那是我的学妹,足球部的管理人。

“就是这么回事。”

说着,他把我第二粒纽扣扯下来,再交给我,催促我说:“快去跟人家说吧。”

“真是多管闲事。”我表面上装作推推就就地顺了他的意思,但实际上,心里很高兴。

我一直以为是自己单相思。

最后,至少想告诉她我的真实感情。

这件事我只跟他说过,是他帮我创造了这个机会吧。

又被他抢先一步了……

 

几天后,我离开了小镇。

离大学开学还有一段时间,但我想尽快适应城市的生活,同时也想多准备一下。

他来车站送我,我们最后握了下手。

“保重,有时间我会回来的。”

“恩,我等你。不只是我在等你,还有她。”

在微笑的他身边,学妹脸涨得通红,手里紧捏着一枚手帕。

电车开动时,已经看不到她的身影了。

或许在车站上哭了吧……

他挥着手,大声喊道:“保重!”

我也喊着:“我暑假会回来的!”

他一直挥着手。

我也一直挥手,直到他的身影消失不见。

这是我与他最后一次见面。